12月8日にまた若狭町のカヤ田に行って来た。
秋が深まり、肌寒さを感じるようになった時期あたりから、今年はどうも天候不順なことが多いように思う。
先月訪れたときも雨。
そして今回も雨…。
だが、天候が悪いわりには湿地からは鳥の声が多く聞こえていた。
カシラダカ、アオジ、ホオジロ、ウグイス、ベニマシコ、ジョウビタキ、モズ…などなど。
ヨシ原の南には小さな池があるが、そこからはマガモやカルガモが時おり飛び立ったり舞い降りたりもしている。一度一斉に飛び立ったときに数えてみたら、マガモ・コガモあわせて約500羽飛翔していた。
あの小さな池によくそれだけ生活出来るものだと関心してしまう(もっとも、昼間は休息しているだけだろうが)。
カヤ田には、渡りの最盛期の11月にはカシラダカ、アオジを初めとするホオジロ類が大挙して訪れる。
この時期は秋の渡りはほぼ終息し、11月ほどの賑やかさはない。
それでもヨシ原にはカシラダカが比較的大きな群れで採食しており、あちこちで気配を感じる。渡りの終息とともに一挙に数を減らしてしまったアオジやオオジュリンとは対照的に思えた。
そういえば、先シーズンの今頃はツグミがうようよしていたように記憶しているが、今回は姿をほとんど見かけなかった。時おり声をきくのみだ。
ベニマシコもツグミほどではないが多かったのだが、今回はわずかに声を聞くのみ。
その代わり、今年はジョウビタキ、ルリビタキが多いように思う。
声があちこちから聞こえ、駐車スペース付近の樹林でも採食や追いかけ合いをする姿をよく見かけた。
同じ場所に通っていると、季節の違いもさることながら年による違いもよく見えてくるようだ。
ところで、カヤ田から一山越えた向こう側にある「三方湖」に注ぐ「はす川」には、冬になるとオオバンが群れをなしてやって来る。
これまで数えたことがなかったので数えてみたら、なんと約400羽もいた。まるでカモのよう…。
このようなオオバンの塊を私は他(主に近畿北陸)でまだ見たことがないのだが…他でもあるのだろうか?