生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

名も無き山でクマの爪痕





今日(18日)は大野のかなり山奥まで行ってきた。
ここら辺りまで来ると、山のピークは地図上に三角点や標高表示こそあるものの名前が無いものが多い。
今回登ったのもそんな山だ。

ここに来るにはダートの林道をかなり走らないといけない。
春の奥越前の林道は冬季の雪で荒れてしまい、雪が融けても通行不能ということがよくある。
ここもその例に漏れずそのようで、ようやく最近通行できるようになったようだ。

そのためか、付近は比較的自然が良好に残されている。

登り口にはもう結実していたが、カタクリの大群落(おそらく花期には足を踏み入れられない)があり、道の無い尾根を少し登ると最初にミズナラ林、さらに登るとブナの天然林が見えてきた。
いや、全体的に木が細く「天然林」と言うのはちょっとおこがましいか。どちらかというと「二次林」的なブナ林だった。

しかし、林床は透いていて、気持ちのいい林だ。


登攀中、ふと太目の木を見てみると幹に小さい穴が多数発見。
ツキノワグマの爪痕だ。
痕跡を追うと幹の上の方まで続いている。樹種はおそらくイタヤカエデ。

それにしても…、たいした「実」のならないイタヤカエデになぜクマが?

そうかそうか。
新緑の時期は、ツキノワグマは木に登って木の新芽を食べるらしく、私も一度目撃したことがある。
彼らはイタヤカエデの新芽も食べるのか。
どうりでまだ「生々しい」爪痕なのだ。今年の新緑の時期に登ったのだろう…。

って、つい最近やん??

ネマガリダケの採食痕(←イノシシかも)もあるし、「近くにいるのかな?」と思ったりしたが気にせず登り(笑)、名も無きピーク(標高810mぐらい)まで来たところで下山。


幸いクマには会わず(ちょっと残念?)、鳥の声も少なかったことが少し残念だったが、なかなか気持ちのよい山だった。
踏破するにはかなりの「勇気」と「体力」が必要だが…、奥にはまだまだ道が無い「名も無き山々」が連なっている。
「この先の山ってって生物の調査をしたことがあるのかな?」

福井には、まだ見知らぬ自然が残されていることに少し安堵したが…、足を踏み入れられないことに少し残念な気もした。





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