オオルリは囀りに鳴きまねを入れる個体がどうも多いように思う。
これまでにクロジ、サンコウチョウ、キビタキの声を真似ているオオルリの囀りを聞いた事があったが、今年の夏鳥シーズンに入ってからも、先日はジュウイチ、今日はマミジロの声を真似ている囀りを聞いた。
大体は前後にオオルリ特有の声があり、最後に「ジイ」と入るので概ね識別できる。
が、気をつけないといけないのは、オオルリの囀りをしてから一旦声を切り、そして鳴きまね、そしてまた切り、再度オオルリの囀りを入れる…というような個体が少なからずいるようなのだ。
遠くから聞いていると2種が鳴いているように聞こえる。
キビタキの真似にいたっては、「ピックルル」のくり返しこそなかったものの、その他はほとんどキビタキの声で、おまけに前述の「ジイ」まで入れないオオルリがいた。
姿を確認しなければ記録は危うく「キビタキ」となるところだった。
オオルリが鳴き真似をするという話はこれまであまり聞いたことが無い(私が認識不足なだけかもしれないが)。
あるいは、異種の「声真似」のみをするわけではないので、それほど注意をされていないのかも知れない。
しかし、真似自体は上手である。うっかり聞いていると間違えてしまう。
調査をしているときなどは要注意なのである。
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