平家平でサンショウクイ

8月31日。

この日は天気は、前日から雨天曇天のすっきりしない予報。
なのに、なぜか早朝から清々しい青空。

なので…、前日来の予報で半ば諦めていたのだが、この日は大野市の平家平へ野鳥観察に出かけてみた。

8月末日あたりは、例年だとコルリの渡りが終息しつつあり、代わりにオオルリの姿が目立つようになる時期。ウグイスの動きも活発になってくるだろうか。
とにかく、繁殖期が去り、少し寂しくなった森が本格化しつつある渡りによって賑やかになり始める時期だ。

7時30分頃現地着。

やはり、最初にオオルリの姿が目に付く。
他にはウグイス、ヤブサメ、ミソサザイ、クロジの声がよく耳に入る。
アカゲラ、アオゲラの声も。

それにしても、こんな早い時期にこんなにヤブサメがいたかなぁ。やけに多い気がする。
ちなみに、繁殖期は例年多く繁殖しているヤブサメを今年はまったく確認できなかった。
なんだか様子がおかしい。

コルリはどうだろう。
ほとんど声を出さないから分かり難いが…、まだ少しは残っているようだ。
渡りのピークは例年二十日代後半のように思われる。

ところで、この日、秋季としては初めてサンショウクイを確認した。
サンショウクイもこの時期渡りの最盛期だと思われるが、毎年訪問しているにも関わらず（記憶が正しければ）今までまったく確認が無かった。
この日見たのは1個体のみ。
カラ類の混群と一緒に行動しているようだったが、翌早朝はかなりの数（と言っても20羽ほど）が上空を通過する声が聞かれた。

ヒガラ↑↓サンショウクイ

9月はクロツグミ、マミジロの動きが活発になる時期。
これからの観察も楽しみだ。

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