今日は好天の中、鳥の調査で勝山市の小原峠へ出かけた。
小原地区は、県内では名峰の一つに数えられる赤兎山や大長山登山の玄関口で、今日も平日ながら多くの登山客の姿が見られた。
赤兎山の先は白山に続いており、確か白山国立公園に含まれていたはずだ。
なので、自然も比較的良好に残されており、小原峠まではブナ林の中の登山道を気持ち良く歩くことができる。
が…。
なぜだか小鳥の姿が少ない。
今日もクロツグミやビンズイなど、渡り途中と思われる夏鳥を確認することは出来たが、数はごく少なかった。
目立つのはヒガラやコガラなどのカラ類やウグイスばかりだ。
これまでの山歩きや鳥見でも感じてたことだが、どうもこの福井石川県境の山々は夏鳥の渡り期(8月下~10月上ぐらい)に小鳥の姿が非常に少ないように思う。
これが福井岐阜県境の山(例えば平家平)だと、今の時期、クロツグミやヤブサメ、サメビタキあるいはビンズイなどの声で午前中はかなり賑わっているのだ。
まぁ、石川県境の山へは、偶然鳥の少ない場所にしか行っていないのかもしれないが…。
もっとも、これがもう少し季節が下って10月下旬ごろになると、冬鳥のヒワ類やホオジロ類がわんさかやってきてかなり賑やかになる。
そんな中、小原峠へ登ったところで1羽だけだが上空を通過するアトリの声を聞くことができた。
おそらく近所の湖沼河川ではカモ類はもう飛来しているだろうが、それらを見に行けていない私にとっては今シーズンの冬鳥第一号となった。
それにしても、アトリって初確認のときはいつも1羽でいるなぁ。
ところで、ここ小原地区には集落を過ぎたところに立派なゲートが有り、入山料(地域環境保護協力金)が徴収される(300円)。
ペットも持ち込み禁止。
主体は小原区・小原清算森林組合となっている。
ちょっと行っただけでも登山客が多いのが分かるし、付近は市有地らしいし、道のメンテのためや山菜等の大量採取、ゴミの不法投棄を避けるためにゲートの設置や入山料の徴収は分からないでもないけど…。
ペット持込禁止はやりすぎじゃないのかな?
これで小原峠にはユキと一緒に登れなくなってしまった…。
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