生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

三線それぞれ(去年の今頃は・・・)

三線を弾き出してもうそこそこの年月は経っていたというのに…。

去年の今頃は三線そのものには全く興味がなかったんですよねぇ…。

沖縄の唄が好きで…。それが唄えればそれだけで良かったというか、唄を覚えるだけでいっぱいいっぱいだったというか。


その状況が一変したのは年の明けた一月のこと。
移動中にケースごと三線を落としてしまい、棹がポッキリ。
始めてからずっと使ってきた三線が使えなくなってしまいました。

その前に石垣で新しい三線を買っていたんですけどね。
やっぱりサブは必要で…。
「新しい三線を!」と探し出したのがきっかけでした。

石垣で、自分的にはかなりいい三線を購入していたので経済的には余裕が無い。
なるべく安くていい三線がほしい~。
ということで、ネットで物色する日々が続いているうちに…。


三線には実に様々な型があり。
製法もあり。
こだわりの職人さんがたくさんいるということが分かったのでした。


そうこうしている間に(金が無いといいながら…)なんだかんだと三線は増え。

現在メインで使用しているものは3本になってます。


左から紹介しますと。

☆小与那(クーユナー)型 ゆし木(実入り)棹 強化張り(折れた三線の胴を転用)
強化張りだからか、響きは下記2本に劣りますが軽めのさわやかな感じの音が出ます。音質的には一番お気に入りかも。
☆知念大工(チニンデーク)型 縞黒棹 本皮張り
メッチャ響きます!石垣の「糸洌三線屋」さんで購入しましたが、見た目も美しくて完成度が高いです。力強い音が出ます。
☆真壁(マカビ)型 八重山黒木(らしい…)棹 本皮張り
これも響きはいいです。皮の張りが弱いのか「ポンポン」といった感じの音ですが、哀愁のある音を奏でます。ヤフオクでの購入ですが、前の持ち主さんの話では40年ぐらい前の三線であるとのこと。だからなのか、現在の真壁型とは少し形が違います。


八重山黒木棹
このシラタのアクセントが気に入ってます。値段的には上質なものでは無いと思いますが、音も気に入ってます。
棹がすごく細くて、天や鳩胸も小さめ。

三線は棹や胴の材質や製法とその組み合わせのバリエーションで音がずいぶん違うようなんですね。
実際、3本それぞれ個性的な音がでます。
そして、それぞれの三線を結構気に入ってます。

本来は、自分の気に入った三線が1本あればそれで十分なのかもしれませんが…。

音の違う三線が何本かあって、「この唄のときはこいつの方がいいかな?」なんて考えながら弾いてるのもなかなか楽しいですよ(^-^)