生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

三国町「安島~雄島」で春の鳥見

3月最終日は三国町坂井市)へ探鳥に。
三国辺りの海岸近くの緑地は、春の渡りでは特に、山地で見るより多くの種の野鳥が観察できるように思う。
 
前日に大野市でアトリの大群を見、冬鳥の北帰が本格的になっていると思われるが、ここではジョウビタキの姿がいたるところで見られた。
ここのジョウビタキ、密度が高いからそう感じるのか、あるいは渡りに向けて採餌も夢中になっているのか、どうも警戒心が薄いようで、近くでカメラを構えてもあまり逃げようとしなかった。
 

 
その他は、ミヤマホオジロの群れが見られ、ツグミがやや多いといったところか。
時間が遅いこともあって、種数としてはそれほど多くは確認できなかった。
 
それはそうと、ここで出会ったウォッチャーさんのお話によると、昨日はヤツガシラガいたらしい。
 
 
海浜公園をぶらぶらしたあとは海岸へ。
春の海岸はオオハムシロエリオオハム、場合によってはオオミズナギドリの大群に出会うことがあるので楽しい。

 
この日は大群には出会うことが出来なかったが、久しぶりにシノリガモに会うことが出来た。
 
3羽が岩礁の陰に見え隠れしながら採食。
風も強く、雄成鳥と思われる1羽以外は詳しくは見られなかった。
あとの2羽は雄の若鳥だろうか。
 
 
 
 
 
 
シノリガモを楽しんだあとは雄島(おしま)へ。
雄島は昔ながらの森林が残されており、福井では数少ない照葉樹林が楽しめる場所だ。
周囲2kmほどの小島ながら、森林性の留鳥も比較的多く生息しているようで、以前は何度か連続でフクロウを(ただしここ数年見ていない)今回はアカゲラを少なくとも2個体以上確認した。
 

 
本島が近いので、ときおり出張に来ているだけかもしれないが・・・。
どちらにしても、巨木が多く残されているこの島は、森林性の鳥たちにとっては魅力的に見えるのだろう。