三国の安島方面への鳥見は春に行くことが多い。
3月~5月半ばぐらいまでなら、いつ行ってもはずれがないからだ。
今日(5月4日)もあいにくの雨と風で、小鳥を楽しむには過酷な天候だったが雄島を見るといきなりオオミズナギドリが出迎えてくれた。
この時期には何度も確認しているが、だいたいは遥か沖合。
テトラポッドのすぐ近くで見られるとは思っていなかった。時化だからだろうか。
おおよそ1000羽前後。ウミネコと混じり合って採食していた。
余談だが、先日、京都の冠島で標識されたオオミズナギドリがマレーシアで回収されたそうだ。
装着されていたリングから、標識後36年8ヶ月経っていることが判った。国内の野鳥では最長寿記録だそうである。
しかも、この個体は成鳥に標識したもので、「成鳥は巣立ってから4年後に生まれた島に戻ってくるから実際は40歳は超えているだろう」とのこと。
すごい!
この時期は水田でユリカモメをよく見かける。
福井の嶺北地方では、冬場はほとんどユリカモメを見かけないので、ユリカモメに会うのは田植えの時期の楽しみなのだ。
大きく散らばっていだので不正確だが、150羽~200羽ぐらいはいただろうか。
植えたばかりの稲を踏むので、農家さんにとっては厄介者かもしれないが・・・。
いったい何を食べているんだろう?
福井には干潟がほとんど出ない。
なので、シギやチドリの観察はもっぱら水田になる。
福井平野は広大な水田地帯だが、シギがまとまって飛来する場所はおよそ決まっているようだ。
今年もいつもの場所にチュウウシャクシギの群れが来ていた。30羽程度。例年よりはだいぶ少ない。