生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

キジにムクドリ、メジロまで!

6月2日
うちの猫がメジロの巣立ち雛を捕ってくる。

6月5日
友人が「草刈中にキジの雛を保護したけどどうしよう…」と連絡が来る。


おお。もうそんな季節かい。


メジロはネコがお披露目に持って来たばかりだったので、外傷なし。
少し羽が抜けてたかな。




ネコの狩場(だいたい決まってる)に行ってみるとメジロが騒いでいて、「これが親だろう」と判断。少し離れた藪に放鳥。
まだ飛べんけど
元気に羽ばたきながら落下して行きました(笑)


キジは「近くに親がいるから、保護した場所周辺でまだ草むらが残ってたらそこに放してあげて」と友人にアドバイス
しばらく後に「親いたわ」と連絡有り。




そういえば5月21日にもムクドリの巣立ち雛保護の連絡があったな。
対応は同じ。「元いたとこに放して」。


この時期は巣立ち雛の保護が多く、野鳥の会や鳥類保護連盟なんかもキャンペーンを張っているのですが。
http://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/hina-can/

小鳥の場合、多くの種は飛翔力のないまま巣立ちして、巣立ってから飛ぶ力を身につけます。

そうゆう習性なのです。

独り立ちできるまでは近くに親がいますので、もし巣立ち雛が落ちてるのを見つけて保護しても、近くの安全と思われる場所に止まらせてあげればそれで充分ですので、決して持ち帰らないで下さいね。

キジの雛も危険が迫ると物陰に身を潜めてやり過ごそうとするので、見つけると簡単に捕まえられてしまいますが。
この場合も(今回のケースと同様に)近くに親がいますので、可能な限りそっとしておいてあげてくださいね。


とは言え、今回のネコのようなケースは微妙やなあ。
ネコの見えるところに放すとまた捕ってくるし。

判断に迷う場合、あるいはケガをしている場合は地元自治体の自然環境系の部署に相談かな…。
福井県の場合は自然環境課福井県自然保護センターになります。