生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

日本犬を飼って思うこと。

ユキを飼い始めた時も同じことを思ったのですが。

世の、と言うか日本の飼い犬の飼育本とかしつけ本とかその類のHPとかって、都市部の人気犬種(または住宅密集地の小型犬)を主な対象に書かれていますよね。

しつけとか、しつけ本の方法がユキには通用しないことが多くて結局自己流みたいになってしまいましたし、普段の飼育に関してもいちいち神経質すぎて、はあ?みたいになってしまいます(笑)

今日も他のこと探してて、偶然ぶち当たったサイトに「犬のガム危険」みたいな内容にやはり「はあ?」。

ジャックラッセルに子供が(犬用)ガムを与えすぎて喉を詰まらせてうんたらかんたら…。

それ、ガムの問題じゃなくてやり方の問題(まあ、サイト主さんもその点は言及しておられましたが)で、そのことからガム危険とか飛躍してるんちゃうん?と、わたしゃ思いました。

ガムの種類にも触れてなかったし。

うちの犬たちには天然牛革のガムはよく与えていますよ。

牛革だと体に見合った大きさのを与えれば、すぐには無くならないので、まあ与えすぎはありません。

食べきる前に犬が食べるのを飽きてしまうことの方が多いのです。

もちろん問題が起こったことはありません。


この辺のこと、「鶏の骨を犬に与えてはいけない」伝説(とガクが勝手に言っている)とも関係するのですが、極端に選択育種の進んだ小型愛玩犬と比較的ナチュラルな中型犬以上とを同列に語ってはいけないんじゃないかとか思いますわ。

語弊を恐れずに言うと「人為改変され過ぎた犬種は犬として歪な部分があるのではないか」と言うことなんですけどね。

ちょっと分かりにくいか💦

日本は人気犬種は小型犬が圧倒的で、人口も都市部に集中してて、飼育本しつけ本はなーんかそこへの気遣いばかりが目立つ気がするのですよ。田舎の日本犬飼いとしては。


ルウは4ヶ月を過ぎて顎の力も強くなり、胃腸の調子も安定しているので牛皮ガムはよくあげますよ。

ケージの中での退屈しのぎにもなりますし。




いろいろ理屈っぽい飼育本の多い中、犬の気持ちへ直球勝負なムツゴロウさんのこの本は面白かったです。

「ムツゴロウ先生の犬と猫の気持ちがわかる本」



ムツゴロウさんの繊細な観察眼と行動学的な見地から犬猫の行動を解説してくれています。


曰く、子犬が甘えるようになるから突き放すんじゃなく、甘えたい時は甘えさせてあげればいいんだよ。


たいていの飼育本は子犬の夜泣きに付き合うと癖になるから付き合うなと書かれていますが、ムツゴロウさんは一緒に寝てあげれば良いと説いています。

独自理論で一風変わっていますが惹かれます。


余談ですが。
オオカミはイヌの先祖と言うのが世の定説かと思われますが。犬の躾も習性等それを前提にすることが多いのですが。最近のDNA配列の研究ではオオカミのそれよりもイヌのそれの方が変異の幅が広く、DNAの変異だけで見るとオオカミがあたかも犬の一品種のように見えるとのことだそうです。私にとってはどっちがどっちでも良いのですが、まあ、犬ってとにかく変異が大きいのです。日本犬には一般のしつけ本は参考にならないことが多いんじゃねーの?と個人的に思っていますが、そんなことがあっても全然不思議ではないのです。たぶん。




😆ポチが多いと嬉しいです❗
🙇来訪された皆様、よければポチッとしてくだされ~👇
https://dog.blogmura.com/kishuken/ranking.html 紀州犬ランキング