生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

4月のあわらは渡り鳥でにぎやか

あわらでの調査の続きです。

 

今冬シーズンは冬鳥が少なくてパッとしない印象だったのですけれども、シメはなんだか多かったように思います。

 

それを反映してか、今回の標識調査でも当地でのシメの初放鳥を記録しましたよ。

※以下、標識時に手に保持された野鳥の写真を掲載します。不快感を覚える可能性のある方は閲覧をご遠慮ください。尚、捕獲および撮影は標識調査ライセンスと鳥獣捕獲許可証を所持した者が行っています。

 

手に取ってまじまじと見てみると、シメって普段きちんと見てなかったなと実感。

 

雌雄とか目視観察のときの方がなんとなく判ってしまいますからねー。恥ずかしながら、これオスメスどっちやねん?みたいなところからの開始でしたあせる

 

雌雄の識別は次列風切羽の外弁の色が一番てっとり早いみたいです。

オスは黒紫色、メスは灰色です。

なのでこの個体はオスですね。

次列風切羽の独特な形状も確認できました。

 

成幼は・・・。

識別点を抑えていないので不明です。

多くのアトリ科は昨年生まれだと風切羽、初列雨覆、大雨覆の外側数枚および尾羽が幼羽のままなのでそこで識別しますが、古い(昔教えてもらった)情報だと識別不可となっています。

上記アトリ科の識別点通りだとこの個体は成鳥でいいと思うのですけどね。

 

その他、夏羽に変わりつつあるオオジュリンや。

↑昨年生まれのオス。頭部は羽縁がすり減って黒く変化しますが、耳羽周辺は換羽するようです。この個体はしていない(し終わった?)ようですが。

 

アオジルリビタキカワセミなどなどを標識放鳥しましたよ。

 

(福井の)春季調査の通例として放鳥数はそんなに伸びなかったのですけれど、目視観察も含め比較的充実した結果となりました。

事情があって短期間で終わらざるを得なかったのが残念。

 

まだまだ賑やかでしたが、冬鳥はこれからどんどん減っていきますね・・・。

 

 

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