生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

突如出た「アニマルウェルフェア」という単語

47NEWS様より『「動物福祉」問われる日本の姿勢 浮き彫りになった世界とのギャップ』

吉川貴盛元農相が、大臣在任中に鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループの元代表から現金を受け取ったとして収賄罪で在宅起訴された。政界汚職として注目を集めた事件の報道で欠けていた視点がある。日本の採卵鶏の飼育が、国際標準から大きくかけ離れている実態である。この観点での報道が少なかったのは残念だ。(文明論考家、元駐バチカン大使=上野景文)

 報道によると、吉川元農相は、鶏卵業界に便宜を図ってもらいたいとの趣旨を知りながら、東京都内のホテルや大臣室で、元代表から計500万円を受け取ったとされる。元農相は動物福祉と訳される「アニマルウェルフェア(AW)」の国際基準案への反対意見の取りまとめを業界から期待されていたと、捜査当局は見ているようだ。

 ▽世界の潮流「動物福祉」

 アニマルウェルフェアとは、野生動物や実験動物にとどまらず、畜産動物に至るまで、かれらの本性にあらがう取り扱いは控え、苦痛やストレスを与えることを極力回避すべしとの思潮だ。比喩的に言えば、「非人道的扱い」は控えるべきだとの考え方に立つ。この20年間で、世界的に定着してきた。

 アルゼンチンでは、チンパンジーを動物園から解放し、自然保護区に移せとの判決が出た。欧州連合(EU)などでは、チンパンジーのような霊長類を医薬品開発の実験に使うことを原則禁止。英国やドイツ、米カリフォルニア州などでは高級食材として知られるフォアグラの生産や販売を禁止している。ガチョウやカモに強制的に大量の餌を食べさせて肝臓を肥大させる製法が問題視されている。

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以上、抜粋。

「アニマルウェルフェア」という概念自体が日本では全く浸透していないよね。

「命を頂いている」ということには露ほども触れず、グルメや美食と称して肉食を煽るマスコミ。「安ければいい」と品質や由来に頓着せず購入する消費者。

ワタクシ、肉食はまったく否定するつもりはありませんが、「焼肉大好き!」とか言って肉をガツガツ食べるテレビ番組とか見たら相当イラっとします。ま、ここ何年もそんな番組ほとんど見ていないですが(笑)

欧米発信のこういう運動、ちょっとやりすぎやなと感じる部分がないでもないですが、日本でもぎゅうぎゅう詰めの鶏舎や豚舎や牛舎が少なくなればいいなと思いますよ。その分価格が高くなったとしても。

ライターの方と同じく?ワタクシも汚職よりもそっちの方が気になりましたわー。

www.msn.com

 こんな続報も。

卵が「国際基準」で高騰する可能性、元農相を巡る汚職事件で表面化

いや、今が安すぎないか?

 

 

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