生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

初めてのサトツナギバザーロ観察会

5月15日の「サトツナギorganicバザーロ」での植物観察会の様子です。

自然観察指導員の会会長の多田雅充先生に身近な植物についていろいろ教えていただきました。

以下、あまりゴタゴタ書きません。写真でお楽しみください。「」が多田先生のお言葉です。

参加者28名。大勢の方に参加していただきました。

ヒメジョオン。「花期はもう少し先です」「今咲いているのはよく似た種のハルジオン」「ハルジオンはピンクの花が多いですがヒメジョオンは白いです」。

すみません。ハルジオンの写真を撮り忘れました💦

カラムシ。「苧麻(ちょま)、ラミーとも」「昔から布の原料として利用されてきました」。

シロツメクサ。一昔前、物を梱包するときに入れたので「詰め草」。「小さい花がいっぱい集まっています」。

マメ科なので根に根粒があります」「ここに住んでいる根粒菌は植物に必要な栄養素である窒素を固定します」とも。

タンポポ。「みなさまおなじみだとは思いますが…」。

タンポポの茎が中空なのと、茎がぬれると反り返る性質を利用して水車を作りました。

フキ。「う〇ちのあとにお尻を拭いたので「ふき」となった説あり」。

ヨモギ。「茎に生えている毛がお灸のもぐさとして利用されてきました」。

シャク。「若い葉っぱは食べられます」とのお話。草くぅさ会でも食べました。

ウマノアシガタ。先生からは「似た花にキツネノボタンがあります」。どちらも動物からついた名前なのがおもしろい。

コウゾリナ。「ギザギザした葉っぱや茎をカミソリになぞらえて「顔ぞり菜」がなまりました。

コウゾリナの茎の毛

スイバの花。「酸っぱいのでスカンポとも呼ばれます」。

「葉っぱで10円玉を磨くと、酸っぱい成分のシュウ酸の作用できれいになります」

イチゴツナギ。イネ科は識別が難しい…。

アキノノゲシ。キク科も識別が難しい…。

単に「ノゲシ」と思っていました。

キュウリグサ。「葉をちぎるとキュウリのような匂いがします」。

ワスレナグサと近い仲間なんですね(ムラサキ科)。今まで気づいていませんでした💦

スカシタゴボウ。「似た花にイヌガラシがありますが、実がなると区別がつきやすくなります」(イヌガラシの方が果実が長い)。

ヒメオドリコソウ。「笠をかぶった踊り子に見えませんか?」。

みなさんの反応は「ああ確かにそう見えるかも」。でもワタクシ、オドリコソウもそうなのですが、いまいち踊り子には見えないんですよね…。

 

八幡神社にて。

キヅタ。

シロダモ。「新芽はフワフワしています」。

フッキソウ。「白い可愛い花を咲かせます」。

ミヤマイラクサ。「食べられますが細かい棘があるので注意。刺さると2日間ほど痛みますよ」。

八幡神社のスギ大木。「木は胸の高さで直径を測ります」。

大人何人分かも測ってみました。

多田先生の見立てではここのスギは「立派で太いけれど樹皮がまだゴツゴツしておらず綺麗なので千年まではいっていない」「500年前後ではないか」とのことでした。戦国時代あたりに生えてきたってことなのかなー。

 

帰り道。

ウシハコベ。「ハコベはめしべが3本、ウシハコベは5本です」。

1時間半ほどの観察会でしたが、まだまだ知らない植物や気づいていなかった植物を知らされて非常に勉強になりました。現時点で識別できない種は「花が咲くまで待ちましょう」判らない種は「私には判りません」とはっきりおっしゃっていたのが印象的でした。曰く「判らないことがちゃんと判らないと判ることが大事」と含蓄の深い一言。

植物を掘り下げていくとありふれた田んぼ道も楽しい田んぼ道に変わりますね♪

 

 

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