昨日、あわらでの調査を終えました。
※以下、標識調査時に鳥を手に持った写真を掲載します。抵抗のある方は閲覧をお控えください。尚、標識調査に関してはバンダーライセンスおよび鳥獣捕獲許可証を保持している者が行っています。
足掛け3日で放鳥できたのは13種64羽。春の調査としてはまずまずの結果でした。
先日上げた記事でも書きましたが。
今回はウグイスの多さが目立ちました。秋の渡り調査でもウグイスの多さは感じますので、当地は春秋ともにウグイスの中継地点になっていることが予想されます。同じ個体が行き来しているのか、再捕獲の記録が待たれますね。
その他、放鳥数上位の種としてアオジ、ヒヨドリ、クロツグミ、メジロと続き、福井県では見ることの少ないアカハラがさらにこれらに続きます。アカハラって秋は(ツグミ類としては)クロツグミ、シロハラ、マミチャジナイに比べて極端に少ないのですけれど、春にはよく放鳥できるんですよね(今回はクロツグミ7に対してアカハラ4)。春秋で渡りルートが違うんでしょうね。
あとは湿地らしい鳥としてカワセミ放鳥。
オスのおそらく成鳥です。鳴き声はよく聞かれ、繁殖もしていると思われますが捕獲は稀です。さすが「空飛ぶ宝石」、やはり綺麗ですよね。足も赤くて可愛いのです。
足を多用しない生態からか趾は体に比して非常に貧弱で、第3と第4指が癒着しています。退化の途中ってことなのでしょうかねー。
放鳥数はそれほどでもなかった(といっても3番目に多い)のですが、ヒヨドリが渡りでの上空通過や湿地滞在で非常によく目にしました。上記記事にも書いていますが、朝方に何千羽もが上空を北東へ飛翔していきましたよ。滞在している個体は林地のキヅタの実を採餌していました。
サシバが賑やかに鳴きながら飛び回ったり(近くで営巣していると思います)。
ミサゴが巣材を持って飛んで行ったり。
アオジが採餌で目の前に現れてくれたり。
ここはウォッチングも面白いところです。
天候にも恵まれて良い3日間でしたわー。
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