生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

初秋の平家平(サメビタキとエゾビタキ)

今日は平家平にて野鳥の観察および調査を行った。

当地は例年、この時期はクロツグミ・マミジロの渡りが見られるのを初め、ウグイス、ミソサザイビンズイ他、夏鳥・漂鳥が多く見られる。

主に観察をする標高1000m付近はすっかり秋の佇まいで、鳥影も濃い。



特に、午前7時を過ぎた頃からサメビタキ類の声が耳に付き出し、探す間もなく自分のいる場所の周りあちこちにサメビタキとエゾビタキが現れだした。
採食や追いかけあいを行いながら、次から次へと(概ね)北から南へ流れて行く。
こんなにうじゃうじゃサメビタキ類が出てくる場所を私はまだ他では見たことがない。





今年は渡りが少し早いのだろうか。
昨年は同じ話題で10月4日に記事を書いている。http://blogs.yahoo.co.jp/gakugaku0225/45766742.html
例年も10月の初旬に渡りの波を見ることが多い。

ただ、標識調査の結果では、サメビタキよりエゾビタキの方が倍以上放鳥数が多かった。
例年だとサメがほとんど。

今年はエゾビタキの波に当たったと言うことか?
これまで10年以上ここで調査・観察し同じ時期にほぼ毎年来ているが、エゾビタキをこれほど観察および放鳥したのは初めてなのだが…。


ところで。
平家平では今年もマタタビがたわわに実った。
キウィと同じ仲間のマタタビは、横に切ってみるとやはりキウィとよく似ている。