福井県大野市の平家平へ鳥類調査のため訪れた。
例年に比べ、今年は雪が少なく、数年ぶりにこの時期に調査地足を運んだ（ちなみに昨年は5月中は雪で来ることが出来なかった）。標高1000mの場所だが、ちょうど周りの木々も芽吹き始め、新緑に染まりつつある時期で気持ち良かった。
根を健胃剤にするというオウレンは今が花盛りで、栽培されている林床では一面に花が見られた。
鳥のさえずりはやや少ないように感じたが、それでもヒガラ、マミジロ、クロツグミ、コルリ、ミソサザイ、ジュウイチなどなど、様々な種が確認できた。
おそらく、春の渡りはすでに終息しつつあると思われるが、多くの種は来たばかりで繁殖に至っていないようだった。しかし、一年中この地で生活すると思われる、ヤマガラやアカゲラはすでに抱卵まで進んでいるようだ。
ここはヤマドリが多い。
愛犬ユキが気配に敏感に反応し、時には林内から追い立てる。
しかし、どうも追いたてられても同じ場所に戻っているようで、滞在中同じ場所から何度もホロ打ちが聞こえていた。
