ここ数年(記憶が正しければ3年前から)、福井県の西方、若狭地方にコハクチョウが渡来するようになっている。
冬場も水を張ったままに置いている「冬水田んぼ」に来ているようだ。
以前は水張りの田んぼは無かった記憶なので…、冬季湛水水田は水鳥にはありがたい環境なのだろう。
ここに近い別の冬水田んぼを夜間観察したことがあるが、マガモやコガモの声が多数聞こえ、かなりの数が採餌に来ているようだった。
ここのコハクチョウ、地元の観察されている方の話によると、今シーズンは昨年11月から十数羽が定着しているようで、マガンも数羽ずっといるらしい。
私が観察した1月21日も、コハクチョウ19羽(成鳥13羽幼鳥6羽)とマガン2羽が田んぼで二番穂をついばんでいるようだった。
塒もこの冬水田んぼでとっているそうだ。
私は餌付けまでして、無理にハクチョウを呼び寄せたり定着させたりすることには反対だが、冬季の田んぼを水張りにすることによってやって来てくれるならもう少し数が増えてもいいかなと思う。
やはり大型の鳥類の群れが空を舞う姿は見ごたえがある。