生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

後藤優介さん講演「クマ目線で考える人とクマとの付き合いかた」

3月18日に福井県立図書館(主催は福井県自然保護センター)で催されました、ツキノワグマ研究家(と勝手に書きましたが、現在は茨城県自然博物館学芸員さんです)「後藤優介」さんの講演を聴きに行ってきました。




講演自体は一般の方が対象だからか、細かい数値はあまり出て来なく、画像映像中心の平易で分かりやすい内容でした。

特に本講演の目玉とも言える「ツキノワグマの首輪に付けたカメラから得られた映像」は画期的ですごく面白かったです。

普段からフィールドサインなんかを見て想像していたことや想像の及ばなかったことがね、「こんなことしてるんやー」と一目で判ってしまったり。
なんせ、クマの行動がめっちゃ興味深かったですわ。

後藤さん自体も話し上手でとても聴きやすかったですよ。

内容は下記リンクを参照していただきたいのですが、結論だけ言うと「ツキノワグマは人を恐がっているので、対策さえしていればそれほど恐れることはない」「対策をしっかりとするためにもクマのことをもっと知らなければいけない」とのことなんですよね。

講演でも触れられていましたが、ツキノワグマは人が思っているよりもずっと身近にいます。決して山奥だけの動物ではありません。

でも、普段はクマの方が避けてくれるために滅多なことではニアミスは起こらないのです(ブナの実が凶作の年は事情が少し変わって来るのですけれども)。

なのにね、誰かがクマを「見つけて」しまうと「怖くて山に入れない~」ってなってしまったり、下手すると撃ち殺されたりしてしまうのは残念だし少々ナンセンスだと私は思うのです。

だからといって(対策したからといって)ツキノワグマか安全な動物たり得るとは思わないですよ。

なので、(この講演の主旨でもあると思いますが)相手のことを知り、うまく恐れて上手に付き合っていけたらなーと私も思うわけです。

後藤さんも「今もツキノワグマが怖いと思うことはよくある」と仰っていました。

そこは生き物。こちらもわきまえないといけないですよね。



毎日新聞様の当講演の記事
https://mainichi.jp/articles/20180319/ddl/k18/040/141000c

WWF JAPAN様のHPより後藤優介さんの記事『クマの保護管理を考える(15)クマ目線で考える「クマとの付き合いかた」』https://www.wwf.or.jp/sp/activities/2015/06/1264603.html

WWFのは今回の講演よりも詳しく調査その他の事が書かれています(笑)


こちら↓は当ブログでのツキノワグマ記事
https://blogs.yahoo.co.jp/gakugaku0225/57153263.html




ポチが多いと嬉しいです😆
来訪された皆様、よければポチッ⬇としてくだされ~🙇(ぁ。ナイス!もよろしく👍
https://dog.blogmura.com/kishuken/ranking.html 紀州犬ランキング