9月17日 サトツナギorganicバザーロでの植物観察会の様子です。
バザーロの様子はコチラ ↓
恒例となりつつある、多田雅充先生を講師にお招きしての観察会です~。
まず自己紹介をされてから、その場でメヒシバの説明。女の子は、昔はこれを髪に差してかんざしとして遊んだのだとか。(メヒシバの写真がブレブレでした💦)
それでは出発です~。
イネがまさしくそうなのですが、この時期はイネ科植物の実りの季節。実った穂を多く見かけましたよ。
エノコログサ、キンエノコロは穂が立つんだそうな。
この写真だけ見ると、おじさんが一人で草と戯れて少しシュールなのですが(笑)「昔はエノコログサの穂を茎でたたいて(たたくと穂が動く)競争して遊んだんですよー」というお話しの実演です。
目立たない植物も多いですが、やはりそれぞれ名前があるのです。
ここからイネ科離れます。
フジバカマは福井県では珍しくなっているそうで、「ヒヨドリバナだと思うが、三裂している葉があるのでフジバカマかもしれない」とのことでした。よく似ているらしいです。(フジバカマは全国的にも少なくなっている。環境省RDB準絶滅危惧種,福井県域絶滅危惧Ⅰ類)
秋の七草が続いたので秋の七草の説明に。秋の七草は春の七草のように語呂のよい覚え方がないけれど、頭文字をとって「おすきなふくは」で覚えるとよい。オミナエシ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、フジバカマ、クズ、ハギで「おすきなふくは」とのことですよ。
カナムグラは参加者から「痛い草だ!」と。名前は知らなくても存在はよく知られていました(笑)
ヤブツルアズキはもう実がなりはじめていました。小豆の原種といわれていて、熟すと小豆よりさらに小さな豆が採れます。調理するとちゃんと小豆の味がしますよ。
ゲンノショウコは日本三大薬草の一つ。干して煎じて飲むと胃腸薬になって、非常によく効きます。あとの二つはドクダミとセンブリ。
和製ハーブとして名高いヨモギですが、「血止めにもなりますよ」と参加者の方から。出血したところに葉をもんでこすると血止めになるのです(ガク経験済み)。
この時はもう花が咲いていなかったのですが、同じ株で9/5に花も撮っていました。
アキノノゲシはレタスに近い仲間で、新芽はレタスのような味がしますのです。
最後は樺八幡神社のスギの巨木を見て終了。
あっという間の1時間半でした。
観察会終了後に植物標本の作り方を教えていただきましたよ。
ワタクシがビギナーだということもありますが、植物は(というか他の生物もそうなのですが)観察すると次から次へと新発見があり楽しいです。鳥と違って参加者の方にゆっくり見てもらえるのも嬉しいところ。多田先生の判りやすい解説もあるし、もうちょっと参加者が増えてほしいなあ。
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