前回に引き続きカヤ田の話題を。
8・9日の調査では全くノジコが確認されなかったため、13・14日に再度カヤ田に訪れた。
前回は微妙な時期だったが、今回は間違いなくノジコが訪れている時期である。ワクワクしながら現場に向かった。
到着したのは午後2時ごろ。
にも関わらずホオジロ類の声があちこちから聞こえている。ホオジロ類の地鳴きの識別は難しいが、中には間違いなくノジコの声も混じっているようだ。
翌朝から周辺を散策。
前回と違って鳥の声で賑やかだ。
主にホオジロ類の声。
ノジコとホオジロ、そしてカシラダカもいる様子。
一番多いのはやはりノジコ。
時折ヨシ原内からハンノキに止まってくれるが撮影は難しい。
ようやく1羽、カヤ田に訪問しに来てくれたかけやんさん http://blogs.yahoo.co.jp/kakeyan52/52597412.html が撮影に成功した(1枚目)。
今年は数が多いかな?モズがあちこちで縄張り争いの高鳴きをし、頻繁に追いかけあいをしている。
でも・・・、その中に少し質の違った似たような声がする。
これってアリスイやん。
アリスイは少し風変わりなキツツキの仲間。カヤ田ではここ数年毎年確認されているが、これほど鳴いてくれたのは初めてだ。
写真も撮れた(3枚目)。
上空ではビンズイが何羽も通過する。
湿地内ではあまり見かけることはないが、今日はヨシ原内の木に止まってくれた(2枚目)。
他にはヒヨドリが多数上空通過。
ここは渡りのコースになっているようで、早朝から昼前までのカウントで約3000羽が東から西、あるいは北東から南西に飛翔していった。
今日は楽しい。
帰る間際の昼ごろにはミサゴも出現してくれた(4枚目)。
裏の湖の方ではよく見られ、珍しい種ではないが、カヤ田ではそれほどお眼にかかれない。
若い個体のようで、湖から湖への移動だったようだ。すぐ姿が見えなくなった。
これから秋が深まるに連れ、カモ類も増えるしカシラダカやオオジュリンの渡来でヨシ原は賑やかさを増すだろう。
おそらく11月は1年でもっとも賑やかな時期。
福井に残された貴重な湿地を楽しみに来月また来たいと思う。