福井県三方上中郡若狭町中山湿地。
通称「カヤ田」。10haほどの湿地である。
9月に稲刈り http://blogs.yahoo.co.jp/gakugaku0225/37155180.html に参加した場所だが、今回は「ノジコ」という鳥が飛来しているかどうかの確認のため訪れた。
ノジコはホオジロ科の鳥。
日本では中部以北で繁殖し、中国南部のごく一部で越冬するらしいがよく分かっていないらしい。
今の時期は南へ渡る途中で、カヤ田には結構大挙してやってくる（同じ中継地としては敦賀市の「中池見湿地」が有名である。当地はノジコが大挙して利用する中継地として日本で初めて確認された）。最盛期は15日前後だろうか。
今回はまだ渡来し初めなので数は少ないと思われたが、少しはやって来てるだろうと期待していたが･･･まったく見られなかった。
ノジコのほかにもノビタキ、コヨシキリ、シマセンニュウがヨシ原の中をうろついているんじゃないかと思っていたのにほとんど声もなし。かろうじてコヨシキリの声と山側のハンノキ林でメボソムシクイの声が聞こえるばかり。
なんだか昨年よりし～んとしているなぁ。
ただ、上空をヒヨドリが良く渡っており、それを狙ってか、ハヤブサが珍しくよく見られた。
またアリスイの声もよく聞こえた。
姿の確認はあるが、これまでここではあまり声を聞いたことがなかった。
鳥の観察は寂しかったが･･･。
周りではシカがあちこちで鳴いており、イノシシの食痕もいたるところに見られた。
愛犬ユキ（紀州犬）は大興奮。
我を忘れて駈けずり周っていた。
