11月1日~3日まで平家平で標識調査を行いました。
もうこの時期は夏鳥類は概ね渡り去って冬鳥で賑やかで。
今年はなんだかちょっと数が少ないような。
とりあえず、標識調査での放鳥数は伸びませんでした。夏鳥の渡りのときはさらに賑やかだったんですけどね~。
いえ、鳥はいっぱいいるんですよ。例年より少なめに感じるだけで。
ツグミ類もどんどん西の方向へ飛翔して行っていました。
マヒワやアトリも上空を遊動しています。
でも群れサイズが小さい。
アトリが少なめでマヒワが普通。
そしてなんだか、今シーズンはイスカの群れがよく上空を通過します。こんなに鳴き声を聞いたのは初めてなんですけど、今年は当たり年なんでしょうか。
カヤクグリは毎年キッチリこの時期に初飛来します。
今回も5羽放鳥できました。
小鳥を狙ってか、猛禽類も結構見られます。
ノスリもこの時期は小鳥を捕獲するのかな。
カラ類はこの時期には混群のサイズが大きくなっって、一度見かけるとしばらく楽しめます。
平家平はシジュウカラよりもコガラの方が多いような気がします。
数は少ないですが、ゴジュウカラの声はよく聞きますよ。
今回は少し興味深いデータが得られました。
10月21日に14.8gで放鳥されたキビタキが11日後の11月1日になんと25.2g(!)で再捕獲されました。
14.8gでも重目なんですけどね。さらに脂肪を蓄えてしまった。通常の倍!
この増加加減も驚きなのですが、平家平で(たぶん)ずっと滞在して脂肪を蓄えて。この地の渡りの中継地としての重要さを垣間見たような気がします。
それとも、(調べたわけではありませんが)木の実類が軒並み豊作っぽいのでついつい食べ過ぎてしまったんかな(笑)
ヤマブドウもこの通り↓でした。
今年の調査はこれでおしまい。
また来年もがんばろう。