今シーズン、奥越ではクマの出没が多いことは先述しました。
経験的には…ですが、こういう年はオニグルミやクリに熊棚(ツキノワグマの食痕です)がめちゃくちゃできてしまいます。
で、今年もですね。そこらにいっぱいできてるんだろうなーとは思いつつも県内でゆっくりと観察している間もなく12月に入ってしまったのですが…。
ようやく先日、九頭竜湖に仕事で出かけたときに周囲の森を見てみたら、それはもうあるわあるわ。
でもですね。この熊棚ができている木がクリやクルミと様子が違いまして。
何の木かと、近づいて見てみてもどうも種の判別できない。
ちょっと見た感じムクノキに近いような。でも鋸歯の付き方や実の大きさが違うしな。第一この辺りはムクノキがこんなに多数生えていないはず。
さらに見ていくとありました。道に落とされた、採餌時にクマにバキバキにおられた葉っぱ付きの枝が。
そこから葉を回収。
これ、調べてみたら「エゾエノキ」という種でした。ムクノキと同じアサ科です。(少し前に分類が変わるまでは両種ともニレ科とされていました)
今年はエゾエノキの実が豊作だったんでしょうかね?クリやクルミと同じく、ブナ・ミズナラ等の堅果が凶作だったのでこちらに集中したのだと思われますけれど…。こんなにたくさんあるのに今まで存在に気付いていなかった(名前すら知らなかった)とか💦冷や汗ですわー。
しかしまあ、この実のおかげで里に出るクマが減ったかもしれないし。熊棚のおかげでワタクシ新しい知見が得られましたしで、ひとまずはよかったよかった。かな?
👇よければポチッとお願いします🐻