11月20日のサトツナギバザーロ生き物観察会の様子です。
今回は、5月に続いて福井県自然観察指導員の会会長の多田雅充先生を招いて植物観察会を行いました。秋も深まり植物の活動も控えめになっているので「見るものがあるのかな~」と、動物をやっている者からすると少し心配な部分があったのですが…。杞憂でしたわ。
前回同様和やかな雰囲気で始まりました。
紅葉がどのような作用で色が変わるのかの説明を受けた後、いざ植物の観察へ。
まずは葉痕の観察から。枝から葉が落ちた痕がいろいろな形に見えるんですね。
もう枯れて茶色くなりつつある草本類の観察。この時期はひっつき虫も多いのです。
上記チカラシバやオオオナモミ、写真がありませんがイノコヅチやアメリカセンダングサなんかもこのあたり(というか田園地帯ならどこでも)に多いひっつき虫で、群生地に知らずに入ってしまうとちょっとやっかいです。フリース生地なんて地獄をみるので、この時期の植物観察はフリースは避けた方が良いですよ。
お花もわずかながら咲いていました。
樺八幡神社にて。イチョウが葉っぱを一面に落としていました。銀杏もいっぱい落ちていましたよ。
境内に2本だけムクノキがあったのだそう。福井では比較的珍しいとのことですが、ここのはどうも人が植栽した可能性もありそう。
名前の由来は、幹の皮がパリパリと剥けるので「剥く」の木だとか、ムクドリが好んで食べる(ムクドリ以外の鳥もよく食べていますが)のでムクの木になったとかいろいろ説があるそうです。
1時間ほどの観察会でしたが楽しい時間を過ごせました。枯れ野に見えてもいろいろ見るものありますね。植物は枯れても残ってくれてるからありがたいな~。
サトツナギバザーロの生き物観察会は今年はこれでおしまいです。来年春からまた開催しますので、興味のある方、是非お越しください~。
👇よければポチッとお願いします🍂