今朝、自宅近くの休耕田で鳥の調査をしていたのですが。
調査地内に、まだ新しいツキノワグマの糞がどでんと居座っていてちょっと驚きました。
結構でかいですよね。人家まで100mぐらいのところです。
中身は目立つのはサルナシ(マタタビも?)の皮と種。黄土色のペーストはドングリ類も食べているからなのかな。
ここにはクマの気になりそうなものは全然ないように見受けられるんですけれど…何しに出てきたんでしょうかね?
福井県での堅果類のなりようですが、今年はブナの実は不作みたいです。昨日まで数日間嶺南に、その前は大野市の平家平に行っていましたが、ナラ類(コナラ・ミズナラ)は不作ではなさそうでした。
ただ、実は結構落ちているけど、未熟なまま腐っているのも多かった印象で、豊作というわけでもなさそうです。
それでも平家平ではミズナラに熊棚が多数できていました。
他に食べるものがあると、わざわざナラの木に登ってまでドングリを食べないみたいなんですけどね。今シーズンは逆にドングリしか食べるものがなかったということなんでしょうか。
ちなみに、木に登ってドングリを食べているということは、まだ木に付いている未熟な実を食べているということで、この時期(9月ぐらい)ブナが豊作のときは地面にいっぱいブナの実が落ちていたりしますのでナラの木に熊棚は出来にくいです。液果類もこの時期に多いですかね。
今年は木の実が全般的に不作のような気がしていますわー。
福井県ではこの秋は人身被害が出ていないようですが、まだもう少しツキノワグマの動き回る時期が続きます。みなさま、もうしばらくお気をつけくだされ~。
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