生きものがく房《のにある》@越前美山

福井県美山発。我が家の犬猫インコのお話。都市育ち夫婦→移住した山里での生活のお話。野鳥観察日記もあるよ。初めての方はカテゴリー「初めての方はこちらへどうぞ」を閲覧あれ。登場人物や動物のこと書いてます。

春の鳥見 三国町安島~雄島 その1






今日は福井県坂井市三国町の安島および雄島へ。http://blogs.yahoo.co.jp/gakugaku0225/32822442.html

ここは日本海に突き出た半島および小島。
地形を見ても予想できるように、渡り鳥が非常に多いところで有名だ。
とは言え・・・この行楽シーズンに鳥を見ていたのは私一人だったが(笑

今日は早朝から数時間歩き回り、多くの野鳥が観察できた。


まず、一番目に付いたのがアカハラ
非常に数が多く、芝の広場や松枯れで空いた松林の林床のいたるところで姿を見た。シロハラツグミクロツグミも確認できたが、今日見たツグミ類の7~8割方がアカハラだったのではないか。
日本海側(というか福井県)はアカハラが少ない印象で、おそらく繁殖はしておらず、秋の渡りはシロハラの10分の1ぐらいでマミチャジナイよりも少ないほどだ。
春の渡りの時期はそれ以外の季節より比較的多く確認していたとはいえ、これほど多くの個体を見られるとは思わなかった。

センダイムシクイも非常に多かった。
あちこちでさえずりが聞かれ、日が高くなると「ヒッヒッ」という地鳴きも多く聞かれるようになった。
また、コナラなどの落葉樹で採餌する姿も多く見られた。
センダイムシクイも、福井では秋の渡りの時期には比較的少ない種である。

アオジもまだ多く残っていた。
さえずりこそそれほど多くなかったが、あちこちで地鳴きや採餌する姿が見られた。
この時期のアオジは冬季より大胆になるらしく?、道端でスズメのように採餌する個体や枝葉端に出てきてさえずる個体が多く、写真が易々採ることが出来たほどだった。

その他、少し深めの林の中ではコルリが多くさえずっており、エゾムシクイのさえずりも聞かれた。
早朝はメジロの声でものすごく賑やかだったが、まだまだ渡りが続いているのだろうか。


全体的に鳥が多く、賑やかだった割にはヒタキ類が少なかっただろうか。
数羽のキビタキのさえずり、綺麗なオオルリ♂成鳥の姿、コサメビタキの採餌を見た程度で終わった。
昨年は比較的多くキビタキやエゾビタキの姿を見たのだが。


雄島への移動をしようと車へ戻ると、ホオジロ(♂)がガラスやミラーにしきりに攻撃していた。
おそらく縄張りを守るための行動だろう。
冬季にジョウビタキがよくやる行動だが…、ホオジロで確認したのは初めてだった。
近くに巣でもあったのだろうか。
ちなみに、ホオジロでは「偽傷」をしているところは見たことがある。



その2へ続く





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