7/28 三重県某所にて。
イソヒヨドリのオスやけど…。
ワタクシ、少々認識不足だったので…。
この個体は大雨覆の先に白色斑があるし、マントル他にもサブターミナルバンド出てるし、第一回冬羽へほぼ換羽した若鳥(つまり今年生まれ)だと思って見ていたのですよ。
まあ、その割にはえらい青が濃いなあとは思っていたんですけどね。
けれどもですね。
撮った写真の中に飛翔した時のものがあったんですが、それを見ると風切羽がどうも換羽してるっぽいのです。
たぶん次列の前半が伸長中です。真ん中は抜けてるのかも。
イソヒヨドリの換羽については詳しくは知らないのですが、ヒタキ科は一般的には幼鳥は風切羽の換羽はしないはずです。
あれ?じゃあ成鳥なのか。
と、手元にある日本の野鳥650(大西・五百澤著,平凡社)で確認してみたら、「雄の冬羽、第1回冬羽では頭部から胸、体上面は青色で羽縁が白色でその内側は黒褐色のサブターミナルバンドがある」とちゃんと記述されておりましたわ。
雨覆の白斑のことは解説では言及されていませんでしたが、記載されている雄成鳥かも?の写真には雨覆の先に淡色斑がありました。
そうか。イソヒヨは成鳥でも夏の換羽の直後は羽縁やバンドがでるもんなんか…。
今まで秋に何気に若鳥だと思っていたイソヒヨドリは実は成鳥だったのかもなあ。
ちなみに、こちらは間違いなく第一回冬羽になろうとしている幼鳥のオスです。
一部成鳥羽が出ていますが、まだまだ幼鳥っぽいですよね。かわいい。
胸は幼羽、腹は新羽(成鳥羽)。頭部は生え換わり途中でさやさやなのです。