ルウの毛色は「胡麻毛」です。
でもなぜこの毛色を「胡麻」毛と呼ぶのか以前から不思議だったんですよね。これ見て全然胡麻をイメージできないし💦
でも先日、久しぶりにルウをいじってwいたら、ハタと気がつくことがありまして。いえ、被毛の中をよ~く見てみたら、あれ、これ胡麻(黒ゴマ)やん!と。ま、勝手に思っただけですが(しかしながらネットで検索してみても胡麻毛の犬のことはヒットするのですが、胡麻毛そのものに言及した記事ってないですね。もちろん今まで読んだ図書文献にもなかったので疑問だったのでした)。
毛先も茶色い毛の中に毛先が黒い毛が混じっていますよね。これの黒の割合が多ければ黒っぽい胡麻毛(黒胡麻)少なければ茶色っぽい胡麻毛(赤胡麻)になるようです。ちなみにルウの黒っぽい部分はこんな感じ。
もっと違いがある部位の方が良かったかな💦
でもまあ、この毛の根元から毛先へかけての変化と被毛に占める黒毛の複雑な割合変化があってこその胡麻毛の渋さなんやなあとつくづく思ったわけです。
余談ですが、胡麻毛って犬の中では珍しい毛色の方だと思いますが、イヌ科の野生種ではオオカミやコヨーテ、タヌキにヤブイヌと、この毛色が多いような気がします。余談の余談になりますが、1996年に秩父山系で撮影されたニホンオオカミ?(通称:秩父野犬)は後姿がルウそっくりなのですよ。(ただし胴比率が大きいので日本犬には見えません)
尾の上面にある黒い「臭腺(スミレ腺)」(ルウのは臭腺ではないですが)まで似ています。首輪外したルウが山道で無人カメラに後ろ姿を撮られたら「すわニホンオオカミ!」とちょっと騒ぎになるかもしれません(ならんか笑)。でも、胡麻毛の残る紀州犬(というか日本犬全般)はそれだけ野生種に近いということなんでしょうね。ルウの野山を駆け巡る姿はめちゃ美しいです。
ぁ。話がそれましたがワタクシ、それだけ胡麻毛が渋くて野生っぽくて好き♡ということなのでしたよー。
ついでなので、昔書いたニホンオオカミについての記事を貼っておきます。
こちらはスミレ腺のこと。
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