福井県大野市の平家平。
ここはブナの純林とミズバショウの群落があることで県下では有名である。
なんでも、ミズバショウの群落の規模は福井県では一番大きいそうだ。
福井でのミズバショウの花期は5月半ばで記憶しており、本日(19日)に行ってみたのだが…。
残念ながら少し遅かった。
白い花弁(がくだったか)がすでに下に落ちている個体が多い。
いやしかし、これだけの数のミズバショウが見れるなんてたいしたものだ。大阪出身の私にはミズバショウはなんだか縁遠くて、自然の状態でこれだけの数を見たのは初めてだった。
尾瀬の大群生地などとは比較するべくもなく小さな面積ではあるが…、巣原川の源流に細長くできた湿地はなかなかの大きさに感じた。
ここから少し姥ヶ岳の方に登るとダケカンバの林が見え出して来る。
まだ残雪もあり、マンサクやカタクリの花がまだ見ることができた。
この辺りはやけにクロジやコルリの密度が高かった。強風の中にもかかわらず多くの個体を確認できた。
そのあちこちから聞こえるコルリの囀りの中にコマドリの声が一つ。
福井県では、標高でブナ帯を越えた山地での調査があまりされていない。
今回はコマドリやルリビタキの確認をすることが目的の一つであったが、コマドリはどうやら生息しているようだ。
繁殖はしてくれているのだろうか?県下では未確認だったと思うが…。
過去には幼鳥(幼羽個体)の確認はしている。
この時期に囀っていれば、繁殖の可能性は高い。
***********************************
野鳥のブログがいっぱい
[https://birds.blogmura.com/wildbird/ にほんブログ村 鳥ブログ 野鳥へ]
***********************************