一昨年あたりから、福井県の奥越地方は急にニホンジカが増えたように感じます。
いえ、前から生息はしていたんですよ。
平家平では標識調査を始めた10数年以上前から秋にはオスの発情声が聞こえてましたし。
でもですね、一昨年から直接姿を見かけることが多くなったり、生活痕がすごく多くなったりとシカの存在が「目に見える」ようになって来ました。
試しに標識調査の網場に無人カメラを仕掛けてみたらこの通り↓。
メスなんて群れで来てますよね・・・。
オスはともかく、メスは3年前まで姿を見たことが無かったのですが、一昨年からは車で移動中に視認するようになりました。
網場にあるアカソですが、以前は人の背丈ぐらいあったのが、シカの食圧で膝上ぐらいの高さに刈り込まれたようになりました。
ま、これはこれでこちらは助かるんですけれども(笑)
平家平以外の場所でも。
2月3日、真名川ダムサイト近くの道路脇。
車に撥ねられたのか、法面から滑落したのか、まだ新鮮な屍体でした。
奥越で冬季に屍体を見たこと自体が初めてだったのに、今年は立て続けに2件の確認です。
急激に増加したんですかねぇ。
奥越の場合、雪が異常に多いのでそれなりに抑圧はされるとは思いますが、嶺南や京都のような惨状にはなって欲しくないと切に思います。
クロジやコルリがいなくなってしまう💦
余談ですが、今冬はイノシシの姿(こちらは屍体ではなく)もよく見られました。
ここ↑、九頭竜湖の最上流部のめちゃくちゃ雪の深いところなんですよ。この頃(1月13日)も2m近く積もっていたかと。
ただ、イノシシの場合は以前からそれなりに個体数はいたように思います。年によって凄く変動はあるみたいですが。
まあ…。
とは言え、ここでこの時期に、しかもこの積雪量なのにイノシシ見るとは思いませんでしたわ。